郵便局のみまもりサービス・みまもり訪問サービスはどんなサービス?

生活の知恵

郵便局のみまもりサービス

2017年8月7日より郵便局の見守りサービスの申し込みが開始されました。実施されるのは10月からです。
郵便局の「みまもりサービス」には「見守り訪問サービス」と「見守りでんわサービス」の2つがあります。それにオプションとして「駆けつけサービス」というものがあります。

どのようなサービスなのか、詳しく調べてみました。介護の現場をケアマネとして、実際にみている私が気づいたことについても解説していきます。

みまもりサービスの概要

みまもりサービスについて、理解しやすく説明するために、まずは用語の確認から。

利用者 申込者がサービスの利用にあたって指定した利用者です。実際に訪問してもらう人のこと。
申込者 自ら利用者としてサービスを受けようとする人、または近親者その他の第三者を利用者として契約締結の申し込みをする人。本契約の成立後は、申込者は契約者として取り扱われます。
契約者 郵便局との間でサービスの利用に関する契約を締結した人
報告先 利用者以外の人で、申込者がサービスの利用を申し込む際に報告先として指定した人のこと。

ただし、利用者が報告先とすることを承諾しなかった人については、それ以降、報告先には該当しません。

申込者は利用者と報告先を決めてサービスの申し込みます。

郵便局のみまもりサービスは2つのサービスがあります。

みまもり訪問サービス

みまもりでんわサービス

それぞれ単体でのサービスを利用することができます。

また、両方のサービスを同時に受けることもできます。

 

駆けつけサービス

「みまもり訪問サービス」か「みまもりでんわサービス」のどちらかを契約していることが条件のオプションサービスです。生命保険でいう「特約」のようなもので、主契約がないと付けられないサービスです。

ですから、「駆けつけサービス」単体でのサービスを受けることはできません。

みまもり訪問サービス

  • 月に1回、郵便局社員などがご利用者宅などへ直接訪問します。
  • ご利用者の生活状況はご家族などのご指定いただいた報告先へご連絡します。
  • 生活状況は「7項目+選べる3項目」で、ご利用者の状況に応じた確認ができます。

月に1回の訪問

利用者宅へ訪問するのは、あらかじめ日時を決めておきます。事前に利用者との電話連絡、または面談により、訪問してもよい日時を決めます。

利用者が合意した日時に不在であった場合や、会えなかった場合は「報告者」に連絡はされません。報告先に報告事項が提供されなかった場合でも、サービスの利用料は発生し、利用料を支払う義務は免れません。

[su_row] [su_column size=”1/2″]  [/su_column] [su_column size=”1/2″] 「報告」はサービス提供側の責任による場合を除いて、報告先に対して報告事項の再提供はありません。 [/su_column] [/su_row]

訪問する人は

訪問する郵便局社員とは、一般の社員です。特にみまもり訪問サービス員として専属で訪問にあたる職員や、医療などの専門職ではありません。

また、訪問する社員は必ずしも利用者の最寄りの郵便局の職員であるとは限りません。通常の配達業務をしている職員、または窓口業務をしている職員が訪問をすることもあります。

男性が訪問するか、女性が訪問するかはわかりません。

訪問する社員の指名はできません。

毎月、同じ社員が訪問するかはわかりません。

郵便局はサービスの提供の全部、または一部を外部の事業者に対して委託することができるため、今後は郵便局社員が訪問するとは限りません。

訪問場所は

[su_row] [su_column size=”1/2″]  [/su_column] [su_column size=”1/2″] 利用者の住所地です。訪問して面談する場所は、玄関先であるか居室であるかは決められていません。利用者が同意すれば、上がってお話を聞くことになります。 [/su_column] [/su_row]

質問内容は

あらかじめ生活状況に関する質問内容を10項目決めておきます。7項目の基本項目に、3項目の選択した質問で合計10項目の質問です。

基本項目 7項目 + 選択項目 3項目

みまもり訪問サービスの質問内容

訪問時間は

訪問して、生活状況についての質問をします。

時間は30分までを原則としています。

質問の回答について

利用者には、あらかじめ決めていた質問について答えてもらいます。ですから、利用者は質問内容が理解できて応答できる方が対象です。

利用者の年齢の制限はありません。

また、身体の状態も制限なしです。

[su_row] [su_column size=”1/2″]  [/su_column] [su_column size=”1/2″] 質問の回答が虚偽であっても、訪問した社員は利用者からの回答をそのまま決められた「報告者」にメールで報告をします。 [/su_column] [/su_row]

報告内容

あらかじめ決められていた「質問内容」に沿ってお話をきき、「報告者」に報告します。

それに加えて、任意の裁量によって報告がプラスされることがあります。

  • 郵便局社員等が面会の際に視認した状況
  • 郵便局社員等が当該面会に際して得た感想
  • 利用者を撮影した写真
  • その他弊社が適当と認める事項

これらを報告事項として「報告者」に提供する場合があります。

報告先に対する報告事項の提供が不適当であると判断する場合(個人情報の保護に関する法律その他法令に基づき利用者の承諾を得る必要がある場合にその承諾を得られないときをむくみます。)、報告先に対して報告事項を提供しないことができます。

報告者へ報告

あらかじめ決めておいた「報告者」へ「報告書」が電子メールで送られます。PDFファイルを閲覧できる環境を整える必要があります。

契約者等の方に確認しておいてほしいこと

  • このサービスを通じた利用者の生活状況の確認・把握には限界があります。
  • このサービスは医師その他の医療従事者による診断その他の偉業または、偉業類似行為の提供を目的としたものではありません。
  • 災害、利用者の体調不良その他の緊急時における利用者の救助もしくは消防、警察等に対する緊急通報を目的とするものではりません。
  • 定めるサービス以外の作業、管理、報告、処分その他についてはできません。

 

申し込み

郵便局のみまもりサービスの申し込み方法は2つ。

  1. 郵便局に出向き、説明を聞き申込をする。
  2. 郵便局の社員に訪問してもらって申し込みをする。

 

サービスに関するお問い合わせ先

日本郵政グループお客様サービス相談センター

0120-23-2886

携帯電話から 0570-046-666(通話料有料)

受付時間 平日 8:00~22:00

土・日・休日 9:00~22:00

まとめ

郵便局がするサービスとしての、信頼感があります。

介護についての専門知識を持たない人が訪問するため、質問に対しての利用者の回答のみが報告されます。

 

ケアマネからの感想

介護に従事の経験する私からみて、一般に高齢の方はウソつき?です。

体調が悪くても、「悪い」と言わない。また、体調が良くても「動けない、倒れそう」などと言います。

ほとんど、面識のない郵便局の社員の訪問で本当のことを言うかは???

ですが、年をとるとほとんどの人は「寂しい」という気持ちを持っているので、月に1回でも訪問して、いろいろ聞いてくれる人ができることを「楽しみ」とされるかもしれません。

介護について知識と経験のあるケアマネは自宅を訪問して、最近の生活状況の話を聞かせてもらいながら、いろんな部分を観察していきます。

例えば、信用していただければキッチン、居間、寝室などもみて、

生活するのに本当は困っていないか、乱れていないかをみます。

本人に気づかれないように、動作の一つ一つをみて不自由なところはないかをみます。

本人の得意な質問をして話をしてもらい、つじつまが合っているのか?思い込みでないのか?

認知症があらわれていないかをチェック?

ゴミは実際にちゃんと出せているのか?できない理由は何なのか?

薬はきっちりと飲んでいると言ってても、実際に見せてもらって残量を数えます。

食事の質問をしながら、冷蔵庫に腐ったものがないか、漬物ばかり食べているのではないか、などもチェックします。

 

ケアマネのリサーチの力を、郵便局の社員に求めるのは到底無理で、「みまもりサービス」に、そこまでは期待することはできません。

ですが、「訪問の社員の裁量により報告をプラスすることがある」というところが、このサービスのキモになるかもしれません。

「訪問した社員の感想」では、「ゴミが散乱していた」「身体がつらそうだった」などの感想が報告されると思います。

「写真」の場合ですと、お部屋の中の写真を見れば、ご家族なら何かの「変化」や「疑問」を見つけることはできるかもしれません。

利用者がよく過ごしている部屋の写真を、毎回撮って送ってもらうのがおすすめです。

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