ポーセラーツというクラフトを体験してきました。
真っ白な食器に、好きな図案を配置して自分好みのものが作れます。作るのも楽しく、あとあと使えるから無駄にならなくていいですよ。
ポーセラーツで小皿を作ってみたので、作り方を紹介します。
ポーセラーツとは
アートと磁器の造語から名づけられ、平成10年に日本社が発表したクラフトです。
真っ白な器に、お好きなデザインの転写紙を使って、テーブルウエアーを作ります。
初めての方でも、簡単に本格的なクラフトが楽しめます。
ポーセラーツの作り方
作り方は簡単、でも選ぶ転写紙や貼り方で無限のデザインを作ることができます。
作り方手順
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詳しく説明していきます。
陶磁器を選ぶ
陶磁器はヴォーグ社から販売されています。
丸皿、角皿、楕円形、コーヒーカップ、ティースプーンなどいろんな種類があります。好みのものを選びます。
また、家庭にある白い食器を使用することもできます。しかし、使っているうちに細かい傷が入っていたりして、転写紙が綺麗に貼れないことがあります。絵柄がにじんだりして綺麗に焼きつけられないこともあります。
注意!!
転写紙を貼りつけるとき、あまり凹凸のある素材を使うと空気が入ったり、皺がよったりしやすいので初心者には難しいです。慣れるまでは、なだらかなものがいいです。
今回はヴォーグ社から出ている三日月型のプレートを使用しました。
転写紙とデザインを考える
転写紙の種類は豊富です。無地のものや、幾何学模様のもの、写真の絵柄もあります。
デザインは転写紙の絵柄をぐるりと切り取ってを貼っていくだけでも良いです。
または、転写紙の絵柄を小さくパーツに切って使用したり、組み合わせて新たな模様を作ることもできます。
転写紙の絵柄は多種あるので、迷ってしまいデザインが決められないくらいです。
デザインのヒント
そんなときは、自分の好みの色調を決めて転写紙を選んでみてください。絵柄に統一感が出てデザイナーが考えたようになりますよ。
一つの転写紙のシートの絵柄のみを選ぶと、デザインが統一されているから失敗がありません。今回選んだのも、一つのシートから選びました。
転写紙を切っていきます
おおまかにデザインが決まったら、転写紙の中から使いたい絵柄をハサミで切り取っていきます。
絵柄の切り取りは写真のように、ぐるりと切り取ればOKです。絵の周りの白い部分は台紙の色で、絵柄の周りは透明になっています。
そして、お皿の上に置いてみて位置や配置を考えます。重なっても貼ることができます。
絵は上下の向き、左右などもあるので、よく確かめてください。
バランスよく置けているでしょうか?
大きいパーツは皺が入りやすいので、初心者は小さ目のものを選ぶ方が簡単です。
転写紙を台紙からはずし、陶磁器に張り付ける
切り取った転写紙をお皿に置いてみて、配置をきめます。
イメージが決まったら、切り取った転写紙を水に浸します。1~2分浸けると、転写紙が台紙から浮き上がります。
親指と人差し指でずらすようにすると、スルッと上の転写紙が動き台紙から浮いているのがわかります。
ピンセットで転写紙の絵柄の端の方をつまみ、台紙から外します。充分水を含んでいたら、簡単に台紙から外れるはずです。
外れにくい時は、もう少し浸してから外します。
お皿のあらかじめ、決めていた位置に表裏を間違えないようにピンセットで載せていきます。慎重に
転写紙の貼り直しは難しいので、注意してください。
- 載せる位置を失敗しないように
- しわにならないように
- 空気が入らないように
ゴムのへらで転写紙の水分を押し出していきます。押し出してすぐティッシュで水分を押さえて拭き取ることを繰り返します。
水分がしっかりとれると、転写紙が皿に密着します。不十分だと、焼けるまでに絵柄がずれたり、にじんでしまったりします。
※完全に水分を拭き取る前なら、再び水分を足して何ミリかは転写紙を動かすことができます。
※水分をしっかりとることが、きれいに仕上げるコツです。
張り付けた転写紙の水分が十分取れたら、後は焼くだけです。
窯で焼きつける
窯は家庭用のオーブンではだめで、専用の窯が必要です。ポーセラーツ教室の窯で焼いてもらいます。
800度の高温で焼きます。そして、自然に冷めるまで放置します。
もしも、窯を買うなら30万円程度とのこと。ポーセラーツ教室を自分がするには、窯がないと資格のランクが違うそうですが、最初から買わなくても後から購入してもランクは変更してもらえるそうです。
まとめ
絵柄を張り付けるだけなので、誰にでも可愛い作品ができあがります。
日常で使えるものが自分の好みで作れることが魅力
写真も張り付けることができるので、記念のプレートを作ったり、ネーム入りもできますからプレゼントに喜ばれそうです。