今より、老後資金をためるのが難しくなる理由

お金の話

「老後のためのお金」を貯金しなくてはならないことは、わかっています。わかってはいるけど、なかなか生活費がかかって難しいですよね。

ですが、今後は今よりももっと、貯蓄するのが難しくなりそうなのです。その理由についての説明です。

年金制度の維持

日本の公的年金の方式

日本の公的年金制度は、働いている現役世代の人が高齢者を支えている方式です。

これを賦課方式といいます。

自分の積み立てたお金が、将来自分の年金になるわけではありません。

賦課方式は子どもが親に仕送りしているようなイメージの方式です。

こうした子どもが親を扶養しているような方式は続かなくなってきました。経済が成長して、人口が増えている時代では順調にまわっていくのですが、「経済の成長」も「人口の増加」も今後さほど大きくはならないので続かないのです。

年金制度の崩壊を防ぐために

現状の制度のまま、給付水準を維持することはできません。

国は年金が支払えなくなるリスクに備えて、「年金積立金」を準備していますので「今すぐ破綻」などとはなりません。

ですが現状のままでは、いずれ年金は破綻します。

ではどうするか?考えられるのは2点のみです。

  • 現役世代の年金保険料の引き上げ
  • 支給開始年齢の引き上げ

年金の掛け金は今後上がっていく

現役世代の年金保険料

年金保険料は段階をおって引き上げられてきました。

2017年以降は国民年金保険料は16900円で固定の予定になっています。

厚生年金保険料も2017年以降は固定の予定になっています。

ですが、

2009年時点では「現役世代」が2.6人で65歳以上の高齢者を支えていました。

2030年では「現役世代」が1.7人で

2055年では「現役世代」が1.2人で支えることになります。

大丈夫とはとても思えません。

保険料を現在の倍くらいにしないと、まわっていかないような数字です。

保険料が大きくあがる?

保険料が、仮に3万円、4万円となったら現役世代はやっていけません。景気は相当な冷え込みとなって、回復できないほどのダメージでしょう。

国もそこまでは、さすがにできないでしょう。

ですが、「2017年からは固定」というのは変更される可能性は大いにありそうです。

保険料は将来3万円程度になる可能性はあります。

支給開始年齢をさらに引き上げ?

さすがに3万円をこえる保険料は、景気に大きな打撃になります。

次は、支給年齢を引き上げるしかありません。

現に、2011年に厚生労働省は社会保障審議会年金部会に年金の抑制の案を出した内容は「年金開始年齢を68歳に引き上げる」というものでした。

大きな騒ぎとなったので、一旦は封印していますが今後再検討されるでしょう。

68歳でなく、70歳という案も出てくる可能性もあります。

老後の蓄えをつくる

給料は大幅に上がることはなく、社会保険料は確実に増えていきます。すると、手取りのお金が減ってしまって老後の資産を作りたくて余裕がなくなります。

払いモノが多くなる

受け取れるモノは減る

悲しいけれど、そういう時代です。かつてのように、年金に頼れない時代になるので、少しでも若いうちから自分で備えるしかありません。

まとめ

保険料の引き上げ・給付金額の引き下げ・支給開始年齢の引き上げ

といった流れになるのは避けられないかもしれません。

SBI証券(ネクシィーズ・トレード)

老後資金はいくら必要なのか、平均はどれぐらい?

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