登山中にイノシシに出会ったときの対処法

イノシシ花札 アウトドア
イノシシ花札

イノシシはいっぱいいます

イノシシ花札

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山の会で登山に行くと、やたらイノシシの痕跡を見ることが多いです。

特に里山では多いところは登山道はもちろん、掘り返して30センチ程の穴が無数にあいています。

耕運機が入ったみたいに、泥が掘られて散らかってぼこぼこ。

藪の中も、くまなく仕事をしています。

夜は相当数のイノシシが歩き回っているようで、昼の登山でも出くわしはしないか心配。

山の会で登山中なら、恐れて近づいて来ないだろうとは思うけれど、実際のところはどうなのか?出くわしたらどうしたらいいのか?

イノシシの習性と対策を調べてみました。

イノシシの特徴と性質

イノシシの種類は?

イノシシ画像

イノシシ画像

日本には、ニホンイノシシとリュウキュウイノシシの2種類が生息しています。

ニホンイノシシ 北海道と沖縄以外に生息しています。一般的にいうイノシシです。

リュウキュウイノシシ 奄美大島や加計呂麻島、徳之島などの奄美諸島から、沖縄本島、石垣島、西表島などの沖縄諸島にかけて分布しているようです。リュウキュウイノシシの体長は90~140cm、体重45~70kg程度です。非常に数が少ない。

イノシシの身体の特徴

リュウキュウイノシシは個体数が少ないので、遭遇する可能性の高いニホンイノシシについて性質を調べることにします。

イノシシの体長

100cm~170cm、体重は80kg~180kg程度

生息場所や栄養状態によって大きな個体差があり、米国で体長約2.8m、体重約470kgもある巨大なイノシシが捕獲されたこともあります。

 

イノシシの外観

体毛は明るめの茶褐色~黒褐色をしていて、その色にはやや個体差があります。

この体毛は非常に剛毛です。

イノシシ

イノシシ

またイノシシの子供の頃は綺麗な縞模様で可愛らしい。それが瓜の模様に非常に似ていることから、幼いイノシシはよく「うり坊」と呼ばれます。成獣まで成長するにつれて少しずつ消えていってしまいます。

 

イノシシの牙

イノシシの下あごには牙が備わっており、オスの大きな個体であれば、その長さは15cmを超えるほどになります。

下から生えて手前に湾曲している牙です。下から振り回して、敵に、大きなダメージを与えることができます。

人間に遭遇したとすれば、ちょうど太腿の高さになります。

優れたイノシシの身体能力

また意外に知られていないのがその身体能力が高いことです。

ジャンプ力

ジャンプ力があり、垂直飛びを1m以上。イノシシは垂直跳びのみで、助走をつけて飛ぶことはできないそうです。ですから、畑の防護柵は上部にかえしがあると良い。

牙の力

オス・メス共に、上アゴと下アゴの鋭いキバが生えていて、オスは特にキバが長いのが特徴です。

ただ、このキバは、攻撃用というよりもむしろ護身用です。

鼻の力

イノシシは鼻先は強靭な武器です。畑を守る策も数十センチは掘り返してしまうので、下から侵入されてしまうことがあります。

鼻先は重さ70kgの岩さえも動かせます。

突進スピード

普段はゆっくり歩いて過ごしていますが、敵に向かっていくとき、時速40キロ以上で突進してくることがあります。

嗅覚と聴覚

イノシシは、嗅覚が鋭くニオイをかぎ付け、木の実(ドングリなど)や植物の根(イモ類など)、タケノコ・キノコなどを食べます。

嗅覚が優れているので、噛みついたときに、強い臭いのもの香水、酢などの臭いがあると離すらしい。そんなとっさの時に香水出す余裕はないが

また、小動物(ミミズ・昆虫類・ヘビなど)など、何でも食べます。雑食性です。人の持っているビニール袋に食べ物が入っていると空腹のイノシシは襲ってくるらしい。

音にも敏感です。人のこえや、音を聞いて離れていくらしい。

イノシシの習性は

イノシシの習性

イノシシ

イノシシは、嗅覚に優れ、非常に神経質で警戒心の強い野生動物です。

普段より見慣れないものなどを見かけると、それをできるだけ避けようとする習性があります。

 

イノシシは夜行性?

イノシシは人里に下りてくるのが夜間なので、夜行性と思われていますが、じつは、基本的に昼行性です。

イノシシが夜間に人里にやってくるニュースなどのせいで、夜行性のイメージが強い。

実際は昼間のほうが活動的に動いていて、夜間に人里に来るのは、そのほうが人間に見つからずにすむため。

夜間は人に見つかりにくいことをイノシシは学習しているのです。

昼間のイノシシはどうしてるか

食べ物を探して活動しています。

生息域は、低山帯から平地にかけての雑草がしげる森林から草原です。

川や池などの水場が近い場所を好みます。

人里に近い雑木林や森にも好んで住み、農作物を食い荒らします。

そのため、農家の人たちは、電気柵を設置しています。学習能力が高いので、一度おいしい思いをしたら何度でもやってきます。

イノシシに出会ってしまったらどうするか

山では、登山道とケモノ道が交差していることがよくあります。

そのために山奥に入らなくても、イノシシに、ばったり会うことがあります。

そのときは、決して刺激してはいけません。

  • 後ずさりして、静かにイノシシに道を明け渡してあげてください。
  • 無関心を装うことが基本です。

イノシシと出会ったときは、熊と同じように、こちらから刺激するようなことをせずに、無関心を装います。

そうすれば襲ってくることは、まずありません。

それでも襲ってきた場合はどうする?

刺激しないようにしていても、襲ってきたとき

ばったり出くわしてしまったときはどうしたらいいか?

  • ゆっくりと後ずさりして逃げる
  • イノシシから見えない物陰に隠れる
  • 近くに木があり、登れそうなら避難する
  • 手荷物があれば捨てる
  • 下半身を中心に防御する

大声を出したり、石などを投げて刺激してはいけません。余計に興奮させてしまう恐れがあるので危険です。

目をそらしたり、背中を見せて逃げてはいけません。イノシシは時速40キロ以上のスピードで突進してきますので、とても逃げ切れません。

イノシシは真っ直ぐ突進するのはウソ。他の動物と同様に、イノシシは前進している際、急停止できるし、方向転換、Uターンだってすることができます。

真っすぐにしか進めないというのは大間違いなので、スペインの闘牛士のようにひらりとかわそうとしても無駄です。

手荷物は捨ててください。イノシシは人間が食料を持ってることを知っている。優れた嗅覚で食べ物のにおいを察知しているのか?学習したのか?

鋭い牙で下半身の血管を突かれないように、下半身を中心に防御してください。太ももには太い動脈がありますので、場合によっては致命傷になります。イノシシの牙は人間の太ももの位置になります。

イノシシに出会わないために

音で知らせる

イノシシと出会わない工夫をしましょう。

山登りなどをするときのクマ対策の鈴が有効です。

皆で談笑をしながら歩いていれば、イノシシは聴覚が非常に発達した動物ですので避けてくれます。人間の位置をこちらから知らせてやれば、むこうのほうから距離をとってくれるわけです。

特に単独での行動の時は、音のするものをお守りとして付けるとよいかも。

ウリ坊には近づかない

うり坊

うり坊

すごくカワイイので、近づいて写真に撮りたくなりますが、ウリ坊の近くには必ず、親イノシシがいます。

刺激しないように、離れましょう。ウリ坊に近づくと親イノシシが藪から突進してくることがあります。

こんなに子供の時は、こんなに可愛いのに・・・

もしも噛まれたら

イノシシにかまれた場合は、細菌感染の恐れがあります。

必ず医療機関へ行き、イノシシに噛まれたことを伝え、傷口の消毒をしてもらいましょう。

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